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- 人気・おすすめ 競馬の本は?
- 【おすすめ①】競馬で全然勝てないので競馬でFIREした男にコツを聞いてみた(ナーツゴンニャー中井 著)
- 【おすすめ②】パーフェクト種牡馬辞典 (栗山求 / 望田潤 監修)
- 【おすすめ③】パドックの教科書 (治郎丸敬之 著)
- 【おすすめ④】馬場のすべて教えます 2(小島友実 著)
- 【おすすめ⑤】ウマ娘 シンデレラグレイ
- 【おすすめ⑥】勝つための競馬入門 (メシ馬 著)
- 【おすすめ⑦】降格ローテ (とうけいば 著)
- 【おすすめ⑧】POGの達人 (須田鷹雄 監修)
- 【おすすめ⑨】神の馬券術 (キャプテン渡辺 著)
- 【おすすめ⑩】政治騎手 (樋野竜司 著)
- 【おすすめ⑪】世界の中心で馬に賭ける(須田鷹雄 著)
- 【おすすめ⑫】種牡馬事典 (田端到 / 加藤栄 著)
- 【おすすめ⑬】競馬の教科書(鈴木和幸 著)
- 【おすすめ⑭】競馬場コース事典(馬ノスケ 著)
- 【おすすめ⑮】天才のPOG (メディアボーイ 編集)
- 【おすすめ⑯】旅路の果て(寺山修司 著)
人気・おすすめ 競馬の本は?
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本屋さんの競馬コーナーへ行くと、血統や騎手、馬券術など、競馬に関する本がたくさん販売されている。そんな中から、おすすめの競馬本を紹介する。
Amazonの競馬本売上ランキングによると「競馬で全然勝てないので競馬でFIREした男にコツを聞いてみた(ナーツゴンニャー中井 著)」が第1位(2025年6月時点)。
Amazonランキングも参考にしつつ、実際に読んでみて面白かった本、役に立った本をランキング形式でお届けする!
【おすすめ①】競馬で全然勝てないので競馬でFIREした男にコツを聞いてみた(ナーツゴンニャー中井 著)
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- タイトル:競馬で全然勝てないので競馬でFIREした男にコツを聞いてみた
- 著者:ナーツゴンニャー中井
- 発行:三笠書房
- 定価:1,870円
大人気の競馬YouTubeチャンネル『ウマキんグ』を運営しているナーツゴンニャー中井さんによる競馬攻略本。
年間回収率はチャンネル開設以来、2019年から2024年まで6年連続で100%超えを達成。馬券はほとんどが「後出し」のため参考記録ではあるものの、人気は絶大。チャンネル登録者数は約65万人で、中井さんの予想はオッズを大きく動かすほどの影響力がある(現在は活動休止中)。
そんな中井さんに「競馬で勝つコツを聞いてみた」という内容の本だ。巻頭はマンガ形式で、とても読みやすい構成になっている。
競馬で勝つために必要なことは「期待値」「予想」「賭け方」「メンタル」の4つだけ。期待値をベースにして、長期の視点で収支がプラスになることを考えるのがナーツ式である。
期待値を追うためのファーストステップは、「当てにいく競馬をやめること」。競馬で勝ちたいなら、短期の勝敗に一喜一憂せず、仮に10万回レースをしたときに、平均して最も回収率の高くなる馬を想像することだ。
その上で、予想は、①馬の能力②競馬・コースの特徴③展開(枠・トラックバイアス)の3つのファクターを重視。いちばん重要な「馬の能力」を見極めるには、「レース回顧」が最も有効な手段で、レース回顧をしたら必ずメモをとるという。
賭け方は、「期待値のある本命馬」をきちんと選べば、あとは自分の好きな券種で勝負すればいい。初心者や腕に自信のない人は、複勝やワイドから始めるのがオススメ。逆に、複勝やワイドは腕の差が出にくいため、実力のある人は3連単を狙うと期待値の効果が出やすくなる。そして、馬券は絞れば絞るほど回収率が上がっていく。
勝つために必要なことの4つめは、メンタル。当てたい一心で何も考えずに1番人気を買うことなどせず、「当てにいく競馬」からの卒業を目指す。ブレないハートを作って「的中率は低いけれど回収率の高い競馬」を手に入れるには、勝っても負けても、淡々と期待値を追えばいい。
初心者から上級者まで幅広い読者にとって、この本には有益な戦略が詰まっていて、競馬で勝つための具体的な方法が学ぶことができる。競馬で回収率を上げたい人にお勧めしたい一冊である。
【おすすめ②】パーフェクト種牡馬辞典 (栗山求 / 望田潤 監修)
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- タイトル:パーフェクト新種牡馬辞典2025ー2026
- 監修:栗山求 / 望田潤
- 発行:自由国民社
- 定価:3,080円
血統がわかると競馬が10倍楽しくなる! ビギナーにとっては、血統というと難しく感じるかもしれないが、この本なら割と簡単に種牡馬の知識を深めることができる。
毎年3月下旬に発行され、「2025ー2026年版」には全365頭の種牡馬情報が収録されている。種牡馬の立ち姿や血統図が載っていて、パラパラとページを捲るだけでも楽しい。
「2024年度BEST30種牡馬」については特に詳しく紹介されていて、それぞれの特徴や得意なコース、傾向などが詳しく説明されている。しかも、産駒の成績が距離別・コース別・芝ダート別といった具合に、予想に役立つ詳細データが満載である。
「2歳新馬の新種牡馬」も紹介されているので、POGの攻略にも役立つ一冊である。
【おすすめ③】パドックの教科書 (治郎丸敬之 著)
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- タイトル:パドックの教科書
- 著者:治郎丸敬之
- 出版:イカロス出版
- 定価:1,980円
パドックで馬を見て、気に入った馬の馬券を買う。その馬が1着でゴールすると、他のギャンブルやスポーツ観戦では実感できない特有な喜びがある。
けれども、パドックで馬を見ている人の多くは自己流で、なかなか成果が出ていないようだ。
本書は、メディアで馬体診断やパドック解説を務めている治郎丸敬之さんが、パドックの見方をわかりやすく解説している。
馬を見るたしかな眼さえあれば、勝ち馬を当てることは難しくとも、パドックで走る馬と走らない馬を見極めることはできるという。
日本のように情報化された競馬では、パドックに立って馬を見ても、その馬が過去にどうのようなレースをして、どれくらい強くて、どのくらい人気があるのかをあらかじめ知っている。人気している馬は強く見え、人気のない馬は弱く見えてしまう。レースが終わってから、「あの馬はよく見えた」という人も、勝ったという情報があるから良くみえたように思えてしまう。
つまり、情報によるバイアスが、馬を見る目を曇らせてしまう。パドックで歩いている馬を見ているようでいて、実は情報や記号を追っているにすぎないのだ。
では、正しく馬を見るには、どこに注目すればよいのでしょう?
アメリカに競馬留学した時に治郎丸さんが学んだのは、「パドックは馬の身体ではなく心を見よ」ということ。精神状態を見ることが重要であるということだ。
例えば、「入れ込み」と「気合乗りが良い」は区別が難しいが、ベクトルが全く違う。どちらもレースに対して気持ちが向いている状態だが、「入れ込み」は馬が目前に迫ったレースから逃げようとしている状態なのに対し、「気合乗りが良い」はレースに向けて闘争心をたぎらしている状態をいう。
入れ込んでいる馬は、リズムよくスムーズに歩けていない。チャカチャカと歩いたり、立ち上がったり、手綱を離すとどこへ行くかわからない。そのような馬は「入れ込んでいる」状態で、精神状態はよくないと判断できる。
勝つ馬を見抜くには、馬の心を読み、好調馬と不調馬を見分けること。それが馬券を当てることに繋がるのだという。
【おすすめ④】馬場のすべて教えます 2(小島友実 著)
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- タイトル:馬場のすべて教えます 2
- 著者:小島友実
- 出版:主婦の友社
- 定価:2,090円
競馬キャスターの小島友実さんによる馬場解説書。前作『馬場のすべて教えます』の構成はそのままで、最新の内容にバージョンアップしている。
JRA全10場の馬場解析を中心に、芝の種類などの基本を解説。本作では、3人のJRA騎手(川田将雅騎手、藤岡佑介騎手、坂井瑠星騎手)及び馬場土木課による座談会の様子を掲載している。
競馬の予想をする上で、馬場の状態を知ることは重要なファクター。一般的な競馬ファンから、ディープな馬場マニアまで、興味深い内容になっている。
【おすすめ⑤】ウマ娘 シンデレラグレイ
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- タイトル:ウマ娘 シンデレラグレイ
- 著者:漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史
- 出版社:集英社
- 定価:715円
史上最高のアイドルホース、オグリキャップを主人公にした競馬漫画。「週刊ヤングジャンプ」(集英社)に2020年6月から連載を開始した、競走馬を擬人化した物語である。
地方出身(岐阜・笠松)のウマ娘が、中央競馬でも次々と強豪馬を負かし、「芦毛の怪物」と呼ばれる存在へと成長していくストーリー。
オグリキャップの「大食いキャラ」をはじめ、現実に沿ったリアルなキャラが設定されていて、ウマ娘たちがとても魅力的に描かれている。
現在、単行本は19巻まで発売され、累計発行部数は600万部以上。2025年4月からアニメも放送されている。
オグリキャップのほかにも、タマモクロスやスーパークリーク、シンボリルドルフなど実在した名馬が次々に登場。史実に照らしたストーリー展開で、当時を知る競馬ファンの心をわしづかみにした。
また、競馬を知らなくても楽しめる内容になっていて、ウマ娘をきっかけに競馬に興味を持ち、競馬場に足を運ぶファンも多いようだ。
【おすすめ⑥】勝つための競馬入門 (メシ馬 著)
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- タイトル:マンガでわかる 勝つための競馬入門
- 著者:メシ馬
- 発行:サンクチュアリ出版
- 定価:1,980円
競馬予想に役立つ指南書『穴パターン事典』(2018年出版)のマンガ化。これから競馬を始めてみようというビギナーにオススメ。競馬の基礎をゼロから楽しく学ぶことができる。
さらに、穴をあける馬の見つけ方がしっかり描かれていて、ビギナーだけでなくベテランの競馬ファンにとっても興味深い内容になっている。
【おすすめ⑦】降格ローテ (とうけいば 著)
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- タイトル:降格ローテ
- 著者:とうけいば
- 出版:サンクチュアリ出版
- 定価:1,980円
タイトルの『降格ローテ』とは前走でハイレベルなレースに出走した馬が、次走で低レベルのレースに出走してくるローテーションのことをいう。ハイレベルのレースで敗戦した馬は、もし次走で低レベルのレースに出走すれば、順位を上げられる可能性が高まる。
本書では”レースレベルの差”に着目し、前走の着順は悪いけど、勝ちそうな穴馬を探す方法を伝えている。
【おすすめ⑧】POGの達人 (須田鷹雄 監修)
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- タイトル:POGの達人
- 監修:須田鷹雄
- 出版:光文社
- 価格:1,980円
須田鷹雄さん監修、POGの攻略ガイド。巻頭の「カラーパドック350頭」が一番の見所。デビュー前の有力な2歳馬の立ち姿が載っている。
コラムも充実していて「牧場リポート」「注目厩舎リポート」「テーマ別のオススメ10頭」など情報満載。POG対策だけでなく、新馬戦の予想にも役に立つ。
【おすすめ⑨】神の馬券術 (キャプテン渡辺 著)
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- タイトル:神の馬券術
- 著者:キャプテン渡辺
- 出版:KADOKAWA
- 価格:1,430円
テレビ東京「ウイニング競馬」にレギュラー出演しているキャプテン渡辺さんの馬券術。以前は馬券が当たらず、収支は大きくマイナスだった。お笑い芸人だけあって、予想がハズレることをネタにしていたものの、2019年頃から”勝てる男”に生まれ変わった。
レース発走前に完全に先出しで、買い目と購入金額を全て公開した上で、5年間もプラス収支が続いたというのだから驚く。2024年の収支はマイナスになってしまったが、これはキャプテン渡辺さんの予想に乗って馬券を購入する人が増え、オッズが跳ねてしまうことが要因かもしれない。
本書では、年間収支をプラスに変えた方法を披露している。
【おすすめ⑩】政治騎手 (樋野竜司 著)
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- タイトル:政治騎手
- 著者:樋野竜司
- 出版:双葉社
- 定価:1,980円
野球やサッカーなどのスポーツと異なり、騎手の場合、騎乗技術が優れていても勝ち星を重ねることができるとは限らない。強い馬に乗れるかどうかが重要だからである。「騎乗以外のありとあらゆる要素」を「政治力」と呼び、それを含めた騎手の実力を分析している。
【おすすめ⑪】世界の中心で馬に賭ける(須田鷹雄 著)
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- タイトル:世界の中心で馬に賭ける
- 著者:須田鷹雄
- 発行:中央公論新社
- 定価:1,980円
競馬ライターの須田鷹雄さんによる競馬エッセイ。150ほど訪れた世界中の競馬場の中から、63場を紹介している。フランスのロンシャン競馬場やイギリスのエプソム競馬場といった有名な競馬場から、既に廃止になった競馬場まで、さまざま。競馬を知らないひとでも楽しめる、海外競馬放浪記である。
【おすすめ⑫】種牡馬事典 (田端到 / 加藤栄 著)

- タイトル:種牡馬事典
- 著者:田端到 / 加藤栄 著
- 出版:サンクチュアリ出版
- 定価:2,970円
380頭ほどの種牡馬情報を収録。ランキング上位の種牡馬から、新しく産駒がデビューした新種牡馬まで、立ち姿の写真を載せて解説している。特に、トップ種牡馬25頭については、産駒の成績が競馬場別・距離別・馬場状態別といった具合に、予想に役立つデータが満載。パラパラとページを捲るだけでも楽しくなる。
【おすすめ⑬】競馬の教科書(鈴木和幸 著)
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- タイトル:競馬の教科書
- 著者:鈴木和幸
- 出版:池田書店
- 定価:1,540円
競馬新聞の選び方から、調教、パドック、返し馬の見方など、競馬についての基本が学べる。さらに、全競馬場のコースの特徴、持ち時計や調教時計の目安など、競馬予想に役立つ情報が満載。タイトルの通り、確かに、競馬の教科書のような一冊である。
【おすすめ⑭】競馬場コース事典(馬ノスケ 著)
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- タイトル:競馬場コース事典
- 著者:馬ノスケ
- 出版:サンクチュアリ出版
- 定価:1,980円
JRAの10競馬場について、コースの傾向や特徴をわかりやすく解説。馬場状態や開催時期によるトラックバイアスの変化を踏まえ、コースごとの狙い目がわかるような構成になっている。
【おすすめ⑮】天才のPOG (メディアボーイ 編集)
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- タイトル:天才のPOG
- 編集:メディアボーイ
- 出版:メディアボーイ
- 定価:1,980円
雑誌「競馬の天才」を発行しているメディアボーイによる、POGの攻略ガイド。巻頭カラーグラビア「2歳馬の馬体写真427頭」が一番の見所。特に、有力馬10頭は大きな写真を掲載している。取材も充実していて「牧場取材」「厩舎情報」など情報満載。POG対策だけでなく、新馬戦の予想にも役に立つ一冊である。
【おすすめ⑯】旅路の果て(寺山修司 著)
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- タイトル:旅路の果て
- 著者:寺山修司
- 発行:河出文庫
- 定価:979円
著者は、昭和に活躍した作家の寺山修司さん。サラブレッドが引退した後の行方を追った「旅路の果て」などのエッセイを収録。テンポイントやハイセイコーなど、昭和の名馬がたくさん登場。競馬を取り巻くさまざまな事柄が詩的に表現されている。